あがり症について

あがり症は、対人恐怖症や赤面症、手足や声の震え、緊張などの症状が見られます。あがり症まではなくても、人前で話すのが苦手と言う人は多くいます。このため専門医で治療を受けたり、克服法や対策を試したり、薬を飲む人もいます。また、カウンセリングを行うクリニックもあります。

あがり症の薬物療法

あがり症の克服のために、精神安定剤や抗うつ剤を服用することがあります。最も多い精神安定剤は「ベンゾジアゼピン」で、身体の緊張も和らげます。

抗うつ剤は、本来うつ病の薬ですが、不安な感情を改善するために「SSRI」などが、あがり症でも用いられます。

β遮断薬があがり症の克服で使用されることもあります。β遮断薬は、高血圧や不整脈の薬ですが、動悸や震え、口の渇き、発汗など、あがり症の克服にも使われます。

β遮断薬は即効性があるため、必要となる1時間ほど前に服用すると、あがり症を緩和できます。ただし、他の薬との併用で禁忌があり、医師の処方が必要です。

あがり症の心理療法

あがり症を心理的に治療する方法もあります。一般的には、心理療法と薬物療法の併用がいいと言われています。これは長期的と短期的な療法の組み合わせになります。

あがり症は、薬で抑えるだけでなく、いかに回避するかと言う行動様式や考え方を身につける必要があります。

あがり症の心理療法は、あがる状況に立ち向かい、原因や行動を見つけ出し、パターンを代えていく方法です。あがり症の根本的な治療に近いとも言えます。

行動様式を変える心理療法に、エクスポージャー法があります。曝露療法とも呼ばれ、不安な状況から逃げず、あがり症の状況に立ち向かう療法です。

あがり症を治す方法

あがり症を治す方法には、社会能力を伸ばすやり方もあります。自分の考えや感情をきちんと伝え、コミュニケーションを上手にとる方法です。自己主張ができることを目指します。

また認知療法というやり方もあります。あがり症を克服するために、ものの見方を改善する方法です。自分の勝手な思い込みに気づき、積極的な考え方に直します。

あがり症の人は、自分だけが極度にあがってしまうと思っていますが、ほとんどの人は少なからずあがっています。ただそれを、必要以上に大きく意識しないだけです。

あがり症には、どもりや赤面症を伴うことがあります。この症状を自身が強く意識し、さらにあがることになります。肩の力を抜く、不安を消す、羞恥心を乗り越える、などの訓練を積み重ねることも重要です。

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